『ググれカス』という死語

ネットの雑談

ネットスラングの定番である『ググる』。
この言葉はもうスラングの域を超え、一般的に口に出して使われる言葉となっています。
デジタル大辞泉にも掲載されており、意味としては以下の通り。

[動ラ五]《「ググ」は「グーグル(Google)」の略》俗に、グーグルのサーチエンジンを使って言葉や画像を検索する。転じて、他のサーチエンジンで検索することにもいう。

goo辞書 - ググる

今現在な感覚としては、後者の検索するという意味で使われる形が多いと思います。

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そもそも『ググる』とは

ですがこの『ググる』に関してはもっと細かいニュアンスを持っていたと記憶します。

現在YahooはGoogleと同じ検索エンジンを使っているため、検索結果に大差ありません。
ですがそれは2011年からの話。
検索サイト2大巨頭としてGoogleとYahooがある中、一般層はYahooをホームページとしていることが多く、そのYahooの検索精度のほうが低いというのがネットユーザーの評価でした。
なので「検索精度の低いYahooなんか使っていたらその時点で話にならない」という、「検索をしたが出てこない」に対して更に言い訳を作らせないためのニュアンスもあったんですね。

『ググれカス』が使われた理由

さて本題の『ググれカス』についてです。
この言葉の意味としては「調べりゃ出てくることに対していちいち聞くんじゃねえ」というところです。
これを聞いて、当然だなと思いますか?冷たいなと思いますか?
前者であればスマホ以前からネットに日常的に触れている方、後者であればスマホ以降ではないかと勝手に憶測します。

このググれカスはつまるところ「ある程度のレベルで話したいんだからそのレベルに達してないなら会話に入るな」というところです。
ユーザーが増える一方だからこそできたことですね。

また1個答えたら2個めの質問が出てくるようなことを、ネット掲示板というレスポンスが大して良くない場でやっても仕方ないからいいところ見つけろという優しさが含まれていると私は思います。
『半年ROMれ』なんかもそうですが、「とりあえず見てりゃある程度わかるから」という昔気質の職人のようなところがありました。

死語になるまで

しかし今『ググれカス』は半分もう死語になっています。なぜか。
その理由は簡単で、「この言葉についてググらせたらロクな知識が身につかない」ということが目に見えているからです。

一昔前に医療系のサイトが軒並みGoogleの信頼性の篩にかけられましたが、今でも単純な検索では客を取り込むSEOに合わせただけのサイトが出てくるのが実情です。
ゲームの攻略情報は自分たちでプレイすることもなく同じ出どころの情報を拾い、知りたいところが出てこないとなるとどこを回ってもないところも同じ。
美容系では都市伝説のようなまやかしを根拠に、最終的に自分が売りたい商材につなげるだけ。などなど。

『ググれカス』が通用した時代は、もうやってこないのではないでしょうか。検索エンジンという便利なものが生まれインターネットが生活に必須のインフラになるかならないか、という限られた期間だけ使えた言葉なのかもしれません。

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