1秒で見抜くヤバい麻雀心理学/鈴木優 の感想

麻雀

私にとって今まで麻雀というものはネットでやるものでした。
時折セットには付き合いますが、1年に1度あるかないか程度。飲み会ですら帰りに同僚を誘っても4人くらいがせいぜいなのに、やっぱり麻雀できる人が4人ってなかなか集まらないんですよね。

そんな自分がリアルな麻雀にハマったのはここ最近の話になります。

そこで痛感するのは、ネット麻雀とリアル麻雀はまったく別物だということ。
まんまの言い換えですが、テレビゲームとボードゲームです。

テレビゲームは上手い下手がフラットに出ます。
100回ロンできるタイミングがあったとして、見逃しをするとき以外はロンボタンを押すためにゲームが止まってくれますので100%あがれます。

しかしボードゲームはそうはいきません。
リーチしたあとに多面張の待ちを確認していたらそのうちにあがり牌が捨てられていることは普通にありますが、ゲームは止まってくれません。

そこが最近リアル麻雀を初めてすごく面白いと感じてます。
人の技量vs人の技量だった麻雀というゲームが、人vs人という形で別のゲームになるんですよね。

そんなタイミングで出会ったのが表題の本。
この本はまえがきの部分で『ネット雀士とリアル雀士』という点についてまず触れています。
配牌の取り出し位置もわからないけれど、打ち筋は最新の戦術まで理解しているギャップに驚くことが多くなったこと。そしてネット麻雀とリアル麻雀は別のゲームであること。
まるで私に向けて書かれているような本でした。

この本では『麻雀視力』という言葉が頻発します。
これはおそらく著者のオリジナルワードかと思いますが、これはいかに麻雀のボードゲーム部分を見れるかという部分。

例えば【序盤からホンイツ気配のある人の切り出しが、全部利き手近くからだったらホンイツ濃厚】ということ。
これはもちろん個人差がある部分ではありますが、人は切りたい牌を利き手側に寄せる癖がある人が多いとのこと。
捨て牌のみの読みではない、リアルならではな読み方ですね。

あとは字牌が捨てられるたびに手牌を確認する、9pの切り出し位置より右側にも手牌が残っている場合字牌の可能性が高いのでチンイツではなくホンイツと予測できる、など。
ネット麻雀でも判断材料が多い染め手ですが、リアルとなるとことさら集められる材料が多いようです。

これって考えてみればわかることなのかもしれませんが、リアル麻雀の経験が浅い私には目から鱗。
麻雀とはボードゲームであるということを痛感されられる内容でした。

他にも目線、気合いの入り方、カンの所作など、ひとつひとつの動作でこんな情報が読み取れるものなんだなと読みながら感心するばかり。

私も「この人はテンパイすると盲牌するなあ」と気づいたことはあったのですが、そういう所作の要点と理由を書き連ねてくれるのは非常にありがたいなと思いました。
2ヶ月くらい経ったらこの本をもう一度読んで、『麻雀視力』を活かせるようになっているか復習をしたいと思います。

リアル麻雀を打ち慣れていない方にぜひオススメしたい一冊です。

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