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半荘を1時間で決着をつけるには

ルール・道具

先日ノーレート麻雀のメッカMLスタジアムさんがこんな決断をしました。

そこにベルバードさんも絡み、プチ炎上のようになってしまったようです。
そしてこれが前向きな決断でないことも、その後に存続のためやむなしという主旨のポストをしていたことからもわかりました。

端的に言ってしまえば売上が足りていないということで、時間での売上を読めるようにしたいということですね。

この問題は一般的なフリー雀荘ではすでに起こっていた部分です。
しかしその問題をトップ賞という謎の料金や、やや乱暴でも卓が早く回るようなルールを作り解決をしてきたというのが現在です。

しかしこれはノーレート麻雀だと厳しいものがあります。
まず当然ですがトップ賞は取れません。心のペリカを賭けているオンレートの人たちと違って勝負に勝っても手元には何も残らないので、トップが多く料金を払うこと自体に理由がないですもんね。

そして卓回しを早めるのも厳しい。
初心者向けだとそもそもスピード感をもたせることと初心者にも優しいというウリは相反しますし、ガチ勢だと今はMリーグに近いルールこそ腕を磨く意味があるのでそこから大きくズラすことはこれもまた相反してしまうのですよね。

じゃあもっと料金を上げるしか・・・となるのが当然。
しかしそこで横槍を入れてくるのがなんと法律なのです。

パチンコ屋さんが最大4円までしか貸玉料金を設定できないのと同じく、雀荘も1人あたり600円/hまでしかゲーム代を取ってはいけないのですね。

1時間打ち切りルール

そこで出てくるのが1時間打ち切りのルール。
これは前述のベルバード、そして今回MLスタジアムも採用の案です。

1時間を上限とすることにより、1人あたり600円/h以下に卓単価を下げない形ですね。
雀荘は概ね時間で切り上げる人が多いので、極端な話2時間空いたから来たお客さんが1,800円の売上になることも600円の売上にしかならないこともあります。
そのムラがなくなると客数に対して売上が読みやすくなるのが最大の利点です。

またどちらも休日は常時満卓となるお店なので、普通はラス半をかけずになるべくいてもらったほうが卓を回しやすく利益につながりやすいのですが、欠けたところがすぐ埋まるためそのデメリットも薄れているのですね。
人気店であれば、単純ながらお店としてのメリットが出やすいルールだと思います。

しかしそこに相反するのがさっきのガチ勢の話。
言ってしまえば親番が回ってきにくい座り場所の時点で負けやすいんですね。

私は時間打ち切りは1年に雀荘の大会の20半荘くらいしか打つことはないですが、北家と西家は親番が結構回ってこないです。

1回あたりの親番の期待値は意外と低いという結論ですが、席に座った時点で期待値的に負けてるというのは、地道に期待値を積み上げるゲームにおいて馬鹿らしく感じてしまいます。

特に北家はオーラス連荘の価値がかなり低くなるので、この数字以上に期待値がないはずです。
逆に回さないことにより東家の期待値があがるので、連荘の価値も変わって東家南家はスローに粘って、西家北家はスピードで回すなんて打ち方が基本になるでしょう。

MLスタジアムのメインユーザーの反感を買うのは致し方ありません。
逃げ道として1時間以上で10分100円という卓も設けていますが、これにはこれで『麻雀は持ち時間のないゲーム』問題が出てくるのですよね・・・。

根本的に1時間で終わらせたいよね

んで経営は経営の話として、ここ最近思うのが「Mリーグ長いな!」ってこと。
普通よりスローペースの放送対局で、思考も大いに許されるのでまあ長い長い。

2つちゃんと見ると22時に終わっていれば早い方で、仕事終わりの余暇時間のほとんどを使ってしまうのですね。
私も最近1戦目はちゃんと見て2戦目はなんとなく流しておくなんてことも多いです。

そうなると前述の問題も相まって『ほぼ1時間以内に終わるルール』を作り出す必要があるんじゃないかと。
もちろんすでにこのことに対して腐心している人が大勢いることは知っています。

ただそこで私が言いたいのは業界として統一すべきということ。
本来のボードゲームという観点であれば、レギュレーションというもので公式がコントロールすべき問題なのです。

前述の1時間打ち切りルールも公式化されれば『そのルールに強い人』になります。
ブラッシュアップしていくと、親がないルールが公平という方向になっていくかもしれません。
現在のクラシックのように、使う能力が違うと割り切れるのです。

しかしこれをやるには業界でちゃんと旗を振れる団体が必要なのです。

別途記事として書いていたのですがちょうど書きたいことが噛み合ったので、次回の内容に続きます。

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