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麻雀大陸の思い出

雑記

私にとって忘れられない思い出。
それは『麻雀大陸』というネット麻雀ゲームです。

当時私はまだ13歳でした。
一般家庭にもインターネットという概念は浸透しましたが、インフラとまでは行ってなかった時代だと思います。
携帯電話は携帯電話のみの閉じられた世界でしたしねえ。

i-modeとかezwebとかなっつかしいな・・・。
こっちはこっちで5牌での対戦麻雀とかの思い出が蘇って脱線してしまいそう。

初めてADSL8Mで繋がられたインターネットの世界は、本当に無限に広がっていました。
FLASH倉庫なんかの全盛期でもあり、インターネット老人会としてこの頃の思い出話はいくらでもできます。
ADSLで老人会なんてパソコン通信時代の人間舐めてんのかと言われそうですが、パソコン通信やテレホーダイは今やもう古代文明だと思います(笑)

そのインターネットの世界は私に夢を与えてくれましたが、ゲームとなると話が違いました。
当時家にあったPCはノートパソコンで、メモリが16MBだかのマシンでした。
メガですからね!!ギガじゃないですからね!!

そのPCでゲームのインストールを始めましたが、どれもこれも動かない。
そこで初めて家庭用ゲーム機との違い、スペックという概念を教えられました。
ああでもないこうでもないと試行錯誤しているうちにようやく動いたゲームが、麻雀大陸というゲームでした。

当時であればその手前で東風荘や東南荘あたりに行き着きそうなものですが、なぜか辿り着かずその存在を知ったのはそこからかなり後のことでした。
こういうところが人生面白いなというところです。

特徴としてはかなりサクサクだというところです。
ボタンを押した瞬間に河に捨てられ、その瞬間に次がツモられている。
最初はこのサクサク感に「これが人と戦うホンモノの麻雀か!」と驚いたものでした。
オンライン対戦というものも初めてだし、CPU以外と麻雀をするのも初めてだから、必死についていきました。

ですが今思えばあの速さは異常でしたね。雀鬼流かってスピードで卓が進むんですもん。
しかしここでおぼえた早打ちは今に至るまで大いに役立っています。

麻雀大陸は全体チャットと卓内チャットがありました。
そこで初めてインターネットを通じたコミュニケーションというのをするのですが、はじめはやりたくてもとにかくついていけない。
タイピングという言葉は小学校の総合って授業で聞いたような気もしますが、キーボードなんてその授業以外で触ったことありません。

でもそこは若さのすごいところ。
ついていきたい一心で文字通り日進月歩でおぼえました。
上記の通りめちゃくちゃ早いスピードで進む卓の中、マウスから手を離して数文字打ち、また打牌のために手をマウスに戻し、また数文字打ち・・・
セルフスパルタ教育でしたね。

そして当時は軍団というものが流行っていました。
仲良くなった人とチームになって共通したワードをハンドルネームに使おうって感じです。
そして同じような軍団と対抗戦をやったりします。
結構この交流が活発で、やる気のある軍団は何週かに1回は行っていたりして道場破り的な意味合いもありました。

そんな中私も『EVAν』という軍団を作り活動をしていました。
今だと多分作ったりしないなあ・・・っていうかチャットに参加もしないだろうなあ・・・若かったなあ・・・。

そこに1年くらい居着いたでしょうか。当時の1年ってかなりのものだと思います。
私はここでインターネットの遊び方を学びました。
MSNメッセンジャーの使い方、ホームページの作り方、などなどすべてこの麻雀大陸で出会った人から教えてもらいました。

今では麻雀大陸は閉鎖し、ネットの海から過去の思い出は綺麗に消えています。
コミュニティ内でのホームページや掲示板は結構ありましたが、思えばほとんどがインフォシークやジオシティーズのサービスを使ってのものでした。
データは永遠ではないと痛感しています。

以上、麻雀大陸という存在を残しておくための雑記でした。

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