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M斬るずんだもんが勉強になる+中上級者の麻雀教室の話

Mリーグ

私はあまり『斬る』というのが好きじゃありません。
これは自己紹介にも書いていますが、斬るって書く人って昔からある炎上商法とも言えて、その斬ってる人の信者と斬られている人のアンチが集まってまあ空気がいいことがまずないからなんですね。

なので話題になってもスルーしていたのですが、ずんだもんの動画はたまに見るので麻雀動画というよりずんだもん動画としてひとつくらい見てみるかというところでこの堀プロがXにて言及した回を見てみました。

するとなるほど、話題になるのがわかる解説力。
大概こういう麻雀動画は女性プロなどが明確に下手打った場面をこき下ろすために作られるのですが、ずんだもんは渋川プロや多井プロなど通常は触れない人にガンガン触れていきます。

大多数はそれをやっても特定のプロに粘着する形で打牌検討というよりかは粗探しとなったりするのですが、終始検討としての詰め方で進めていきます。
ちゃんと議論として受け止める余地を残しているのですね。

そして検討材料にも星を振って、絶対ダメから好みかもしれないまで振り幅をしっかり作っています。
「これに関してはこう言ったけど、こっちの意見が強いのもわかるよ」など、後出しジャンケンをする気がないのですね。
これは相当自分の麻雀によほど自信がある方が作っているのだと思います。

また私から見て素晴らしいのが、これをMリーグを検討材料としているところです(現状Mでしか需要がないのはそうなのですが)。
Mリーグでやっている=自分もその場で切る牌を考えてたりするのですね。
いきなり与えられた場面設定ではなく、ある意味自分が打っているのと同じように場面を見ていたところがあるものが議題というのはすごく身になる部分ではないかと思います。

そしてもうひとついいところが、この人だったらこれを切るだろうなというものも検討材料なところです。
一番極端な黒沢プロなんかのときに「いくらなんでもそれはない」と勉強させてくれる存在って、貴重だと思うんですよね。
他のプロって基本的に「それが黒沢さんだから」で終わっちゃうので。
(客観的に見て、プロが他人の検討をすることは罪なのが現実だと思っています。特に連盟は団体として良くも悪くも悪くも悪くも結束力がありますし)
各選手のスタイルが完全に頭に入っている中で、このスタイルであってもこの打牌は許されないという議論を見れるのは、自分への勉強材料としてかなり優秀なものだと思います。

そして別途思ったのが、中上級者向けの麻雀教室って聞いたことないなあと。
初心者向けだと教室がゴマンとありますが、例えばプロが集まってやる勉強会のように自分の考えを批評や採点してもらうところ、そして技量が上の人の考えを体験できるところって聞いたことないのですよね。

Mリーグの選手が勉強になる検討配信をしているのはよく見ますが数時間にわたることも多く、教材としてはかなり不向きだと思います。
平沢元気プロやヨーテルさんなども動画にしていろいろなテクニックを教えていたりしますが、あれも著作として出すようなものを動画という形をとっているだけで、教室とはまた違うのですよね。

なのでこの疑似勉強会ができるM斬るずんだもんの動画は、今の私にはかなり有用だと思いました。
本来だったらこういうことをプロ同士が麻雀専門誌や専門サイトとかでキチンとやるべきだとも思うのですがね。

まあ麻雀何年やっても勝ちたい強くなりたいって気持ちは消えないので、日々勉強あるのみ!!

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