元からネトマはよく打っていましたが、たま~に付き合いでセット麻雀程度だった私が雀荘に通うことになったのは、間違いなく近所にノーレート雀荘があったことが大きな要因でした。
当時から心のペリカを賭けること自体には抵抗はなかったのですが、普通の雀荘はどうしても怖いイメージがどうしても先行していました。
だからといって雀荘デビューしてみたベルバードやノーレートで有名なMLスタジアムは路線的に少し通いにくく、平日に足繁くという感じにもなりません。
このままだとフリーで打つことは休日にたまにやる趣味止まりになっていまうような感じになってしまうところ、そんなところで出会ったのがこのお店でした。
自分を雀士としてくれた場所
タイトルに閉店とあるように、このお店は実際流行ってるとは言い難い状態ではありました。
お客はほぼ常連さんという感じで、平日の夜に立っているのはだいたい1卓。
メンバーも常時2名なので、客が私1人しかいないと1時間くらい待って帰るなんてこともたまにありました。
しかしそれは逆に、通えば見知ったメンツしかいないともいえ、自分がフリーに不慣れなことを加味して周りが打ってくれていました。
私もそんな状態が続かないよう毎回強い意識を持って打つことにより、数ヶ月でまあ普通の客となれたんじゃないかと。
そうなるとだんだん東パツの1300/2600のツモられに対して、いい具合に点棒を出すとかの余裕も出てきたりで一端の雀士として成長してきたと思います。
Mリーグにハマり始めた時期でもあったので放送を見ることにより視野も広くなり、Mリーガーのいろんな戦術本を読んですぐ雀荘に実戦に行ったりと人生で麻雀に一番ハマった時期でした。
突然の閉店
閉店は突然でした。
Xでの告知があったのが木曜、閉店が日曜というスパン。
話を聞くに店の売却先が決まったとのことで、手付が入り次第営業権を渡す等の覚書があったのでしょう。
その期限が年内だったのかもしれません。
にしたって3日後・・・しかも書き入れ時の年末年始を前にして・・・と思ってはしまいます。
最終日に行ったものの、最後の挨拶ができたのはほんの10人程度。
結構な頻度で通っていたお店がこんな幕切れになるなんて、あっけないものです。
人生は長く、価値観は変わる
昔、場末のゲームセンターに通っていたとき、ゲーセンで会う友達と連絡先を交換することはめったにありませんでした。
ゲーセンに行けばいるし、いなければ用はないドライな関係でした。
まあ用はないというか、お互い順風満帆な学校生活だったらこんな場末のゲーセンじゃなくてラウンドワンに学校の友達と行ってるよね、ってことを確認することなくわかりあってた感じでしょうか。
私は大人になっても同じことを貫き、お店のLINEグループに誘われた際もお断りしました。
でもそれは今回違ったなと思ったのです。
若かった私とは違い、いなくても用を作れるのです。
それこそ麻雀のセットに誘ってもいいし、飲みに行くという選択肢も増えました。
人は付き合ってみると面白い人ばかりなのです。
嫌な人とでなければ、だいたい飲んだら面白いのです。
会話が続かないかもという懸念点だって、終始麻雀の話をしていればいいのです。
そう思える大人になった以上、今後はいろんな人との接点を残しておこうと思いました。
次はまた雀荘になることは確定だそうです。
そのままノーレートとなるかはまったくわからないそうですが、お店は変わってもまた同じような時間が戻ってくるといいな・・・。