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学生麻雀から考えるノーレート麻雀の今後について

ギャンブル論
ギャンブル論ルール・道具雀荘雑記

最近、学生麻雀が本格的な活動を行えるようになってきました。

みんな総じて「時代は変わったな」との感想で、私も実際それが一番に思うところです。

大きな足かせだった『風営法があるから18歳未満が競技をするのは難しい』という点を、業界が後押しして変えていけるという部分にこそ、「時代は変わったな」と思う本質的な部分なのかもしれません。

時代が変わるタイミング

そうなってくると、明確に『ボードゲームカフェ』とする活動を行ってほしいというのが次のフェイズだと思います。

現在はノーレート雀荘でも雀荘という括りに入らざるを得ませんが、ここまでキチンと世の中の風潮ができれば真っ当に「ボードゲームカフェと何が違うの?」と言えると思います。

現在都内のノーレート雀荘の多くが600円という法律のラインギリギリでの料金となっており、オンレートでのセットでも年末年始は2,640円/1h(1人あたり600円+税)というのが相場です(昨年末もうちょっと安くならないかな・・・とあちこち電話かけてみたら、2,640円より安くどころか、空きすらなかった思い出・・・)。

現在の東京都の最低賃金は1,163円であり、2人来てやっと1人の時給分です。
オンレートはまだ場代をスタッフから徴収するのでまだ割がいいですが、ノーレートはよほど客入りが良いところ以外は正直どうやって儲かってるんだろって思ってしまいます。

40年も変えられることのなかったこの金額はすぐにでも改定の議論が必要となります。
参考:雀荘コンサル。名古屋の雀荘で18年目を迎えたこまさんの雀荘経営奮闘記。

もしかすると団体としてはもう申し入れなどしているのかもしれませんが、こういった昔からのルールがそのままになっているものを改定していくこと。
その中のひとつとして、しっかりとノーレートとオンレートのライン引きをすることが今後の学生麻雀の支援につながることは間違いないでしょう。

もちろん世間一般で賭博というものが許されていない建前上線引きというのは難しくはあるのですが、現代のオンレート麻雀はチップがなければ成り立たないところを踏まえて、例えばチップの有無でA業態B業態で分けるなどはできないものかなあと願うところです。

んで、実際賭ける必要あるのかな?

これに関しては私の中で現行の金銭を賭けている雀荘としたときの結論が出ていて、「必要がある」だと思っています。

理由は単純で、金銭というメリットがないと遊ぶ人を相当選ぶゲームだからです。

負け始めるとわざと放銃する、役もわかっていないから押し引きすらない、そんな人と最低1時間は共有するのなんて賢い遊びじゃないですよね。
そこまで行かなくてもやはり歯応えのある人と打ちたい、不快な人は避けたいなどいろんな要素があります。

ゲームである以上それぞれの基準にあった真剣勝負をしたい中で、でもフリーで打つってそれを否定しきれない難しさがあります。

そんな人でもメリットを享受できる、担保提供が必要なのが金銭だと思っています。

その反面、ネット麻雀は賭けなくても多くのユーザーが遊んでいます。
これはポイントの価値が金銭と同等であるからだと思います。

どんなゲームでもオンライン対戦はポイントを稼ぐためにプレイすると思いますが、それが金銭と同等に扱えるものだということです。

私なんかは正直、ポイントの価値は金銭以上です。
だって、金銭は月に1回補充されますが、ポイントは購入することができず膨大な時間を捧げるということしか増やす方法がないので。

そんな人の枠組みを作れればいいよね

健康麻雀を除くノーレート雀荘に通う人はノーレートなりのモチベーションがあり、そのベースは「楽しみたい」と「この場所で強いと思われたい」が主だと思います。

そのシステム自体は、古くのオンライン麻雀が作ってくれているのではないのでしょうか。

レーティングで係数を作り、その係数でプレイヤーのポイントを上下させる。
最近流行りのランクに分けての卓組が非現実的な以上、誰とあたってもいいような形でやるのが現実的でしょう。

ノーレート麻雀協会みたいな枠組みでアプリをひとつ作り、アプリと個人を紐づける。
そしてその協会に参加している雀荘で打ったら、お店自体のレーティングにあわせてそのアプリの成績に反映させる。

そうするとお金を賭ける必要がない上で、プライドを賭けて真剣勝負ができるのではないでしょうか。

現状これはオクタゴンなど一部の店舗が雀荘単位で行えていますが、それが全国規模で実現できたとき、本当の意味でノーレート雀荘がメインストリームとなれると思うのです

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