Mリーグが本来機構として対応しないといけない選手の不祥事というのは、今回が初めてだと思います。
今までの麻雀団体と同じように仲間内だけナシをつけてあとは全員揃って貝になるのか、いちプロリーグとして対処するのか。
本件は今後選手が不祥事を起こした際の基準となるのではと思い、時系列を残しておきたいと思います。
時系列
1月24日
ことの発端の日。
サクラナイツの楽屋生配信にて岡田紗佳プロが「ハキハキ喋れんかね。麻雀のこと、分からんくせに」とリポーターの伊藤友里さんから受けたインタビューに対して発言。
岡田紗佳「お詫びしたい」 Xで拡散された“不適切発言”を謝罪「プロ意識をしっかり持って」(ENCOUNT)
1月25日
自身のXにて謝罪。
同日、内川プロもXにてこの件に言及して謝罪
1月28日
堀プロがサクラナイツ公式にてコラムをアップ
【2025/1/28】堀慎吾コラム「岡田炎上事件」
岡田プロが試合終了後のインタビューにて本件を謝罪
岡田紗佳、自身の発言を謝罪「お詫びしたいと思います。申し訳ございませんでした」深々お辞儀も/麻雀・Mリーグ(ABEMA TIMES)
1月29日
サクラナイツ公式Xが該当動画の公開停止を発表、謝罪
1月31日
伊藤友里さんが体調不良のため出演見送り
以降出演なし
2月15日
伊藤友里さんの降板が発表される
伊藤友里アナ、ABEMAの「Mリーグ」リポーター降板を報告…岡田紗佳の「不適切な発言」騒動で
多井プロ、白鳥プロ、石橋プロが言及する
管理人の所感
今回の話題がファンの注目を集めたのは、発端である「麻雀のことわからんくせに」という発言と伊藤友里さんという組み合わせが噛み合った結果ではないかと思います。
そして被害者となった伊藤友里さんは一部Mリーグファンから「聞く内容がわかってない」「インタビューが下手」など言われがちな存在だったことについては言及が必要でしょう。
これが噛み合った結果、完全な被害者にも関わらず岡田さんを擁護するファンからも「伊藤さんも悪いから言われて当然」と攻撃され、炎上が炎上を呼んでしまうという展開となりました。
岡田プロは岡田プロで2月15日時点で最下位である個人成績についてや、日頃よりSNSによる誹謗中傷の被害について対応を言及をしていたこと、そこからもともとの知名度も相まって延焼が続いてしまいました。
そして「麻雀のことわからんくせに」というのはシチュエーションに対応する言葉だとしても、「この熱狂を外に」がファンの中でもスローガンとなっているMリーグにおいて、ファンにも非常にネガティブに受け取られるワードです。
被害者が麻雀業界外の人間だったということも、対応を間違えた原因と邪推します。
麻雀業界の内側の人間だったらMリーグを切るという選択はあり得ないため、岡田プロのMリーグインタビューでの謝罪まで本人になんの接触がなかったとしても、次回出演時にXやインスタに岡田プロとツーショットをあげさせて終わるはずの出来事だったのでしょう。
おそらく今回の件でサクラナイツや機構は、岡田プロに対して今さら処分は下せないと思います。
ですので次回似たようなことが起こった際に、また比較される材料であろう本件が話題になるんじゃないかなあと思います。