おとといのMリーグにて、やっぱプロなんだなあと思った出来事がありました。
実況は小林未沙さんで解説が村上淳プロという組み合わせで、私としては今一番安定感あるなというコンビです。
村上淳プロは解説としてわかりやすく、無駄話も挟みながらというバランスがいいですね。
視聴者に残り牌を伝える意味
そしてコバミサさんがプロなんだなあと感心したのが、リーチがかかったとき。
今シーズンはAIの導入で待ちの枚数が出るようになりました。
日吉さんなんかはそれをよく土田プロあたりをネタにして「我々のポンコツの目よりAIなんですよ」的なことを言ったりしていますね。
しかしコバミサさんは違うのです。
AIで出るにも関わらず、リーチがかかったときに「河に1枚中田の手に1枚で、残り2枚です」と即座に差し込んでいました。
実際私たちが知りたいのは残り枚数ではありますが、このような情報を補足されると「2-4-6のリャンカンで持ってたはずから場合によっては出るのか」や「高宮プロは序盤で切っちゃってたから掴んだらアガリがないな」など、自身の状況確認を促してくれるのですね。
100の集中力で見ていないことが多い視聴者に、今把握しておくと面白いことの要点を的確に伝えてくれている形です。
実況ももちろんいろいろな形がありますが、こういうことに気づくとコバミサさんは麻雀プロの延長としての実況ではない、言葉のプロとしての教育のもと麻雀実況をしていらっしゃるのだなあとしみじみ思いました。
もっといろいろ我々に気づかせない、プロとしての工夫もいっぱいされているんだろうなあ。