麻雀最強戦2025にて、中出雄介プロがAmazonギフトカードを景品として自身の票を集めるという行為がありました。
これが最近話題になっていますので、このブログのスタンスの通り空気感を残しておきたいなと思った次第です。
結果が出たあとのプロの反応
正攻法で戦い、積み重ねた来たプロたち、そしてその人たちを応援して投票した人たちの気持ちを萎えさせるには十分なものであるように思う。あくまで主観的な話で申し訳ないが、やはり「カッコつける」というか、人を「納得させるような勝ち方」で、私は勝負したい。
note – プロだからこそ「勝ち方」に注文をつけられる
こんなところで、この齋藤豪プロの意見を皮切りに批判的な意見が多く出てきました。
反面、匿名の立場の人からはルールの穴だと肯定する意見も散見できます。
ただ肯定側もスタンスは様々で「そこまでして出たいなら一種のヒールとしての価値がある」などが主たるところでしょうか。
ちなみにXならびにそこにほぼ紐づいているnote以外でも反応があるのかなとGoogleで調べると、サジェストが一切出ていない状態となっています。
ほぼ同様の炎上を起こしたプロである『原えりか 麻雀(麻雀と入れないとゴルフプロの方が出てくるので)』といれると未だに買い占めという候補が出てくることから、おそらくなんらかの対策をしたのかなと邪推するところです。
原えりかプロのケースとの違い
今回、原えりかプロより麻雀プロ側の意見が多い理由としては、結果に直結したか否かでしょう。
原えりかプロの場合も自身で票を買っている形でしたが、その買取は100%自分の金銭で行い、自分自身で投票していました。
Xにアップした大量の近代麻雀を積み上げている写真は、多少なりとも見る側の感情に訴えかけ、彼女の覚悟を感じさせました。
そしてプロ側で活発な議論とならなかった要因としてなによりも一番大きいのは、実際にそれだけの自費を投じて純粋な出場枠が取れなかったことでしょう(予選枠を勝ち抜いての本戦出場)。
対して今回の中出雄介プロもやっている行為は同じく自身の票の買取ですが、その買取により今回は出場枠を手にすることができました。
そして過程としていわゆる『アマギフプレゼント』の形を取ったのは、ネットに慣れている方ほどうさんくささを感じる行為です。
この過程部分を議論するかは人によるかと思いますが、結果に直結したか否かは間違いなくみんなの心象として違うでしょう。
多分、運営側としては正しい
多分今回の中出雄介プロの行為は、運営側として正しい行為だったのだと思います。
なぜなら原えりかプロの問題が起こったにも関わらず、投票ルールの改善化やプロ団体への通知、近代麻雀購入者への呼びかけなどを行わず従前どおりとしたということは、その肯定だと思います。
ABEMAという大企業の元放送され、大手企業が冠スポンサーとなっている中で、この出場の仕方は議論にあがらなかったとは想像できません。
それでいて許容したのでしょう。
ただ私のこの件の感想としては、上記の比嘉プロのnote内で引用されているこの言葉に深く同意します。
悪いことすんなって言ってんじゃないの。ダサいことすんなって言ってんの。
池袋ウエストゲートパーク 第7話
まあ悪いことかどうかは、上記の想像のとおりなら悪いことではないのでしょう。
でもそれってぶっちゃけある意味どうでもよくて、悪くても悪くなくてもプロとしてダサいって思っちゃうんですよね。
だって大谷翔平選手がオールスターに出たいから1票1000円で買いますって言ってほしくないですもん。
麻雀プロは数として需要と舞台に対して人数が遥かにオーバーしているので、指をくわえて機会をひたすら待つより生産的というのはわかります。
それでもプロと名乗る以上、麻雀好きとして一定のリスペクトを持って接せられる存在でいてほしいとは思うのです。
この現代、無名より悪名が勝ることは誰しも痛感していると思います。
でもこの団体すら一本化されていない麻雀業界であっても、プロは強いもの、カッコいいもの、という部分だけは貫いてほしいなと願うばかりなのです。